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Pediatric dentistry小児歯科

お子さんの気持ちを大切にします

小児歯科では乳幼児期から永久歯が生えそろう学童期の子どもを対象にお口の健康をサポートします。お子さんが相手の診療ですので、中には押さえつけてでも治療を進める歯科医院もあるようですが、このような経験はトラウマになりがちで、その後も歯医者の通院を嫌がるようになり予防も治療もできなくなるので、お口の健康を守れなくなってしまいます。

千葉市稲毛区小仲台「JR稲毛駅」東口より徒歩30秒の歯医者「千葉総合歯科稲毛 矯正歯科」では決して無理強いをしません。お子さんの気持ちを大切にして治療を進めていきます。まず初めの一歩は診察台に座ることです。少しずつでも慣れていただき、心が通い合えれば、治療もスムーズに行えます。親御さんの根気も欠かせませんので、力を合わせて一緒にお子さんのお口の健康を守りましょう。

上手に歯医者に連れてくるコツ

乳歯はやわらかく虫歯になりやすいうえ、いったん虫歯になってしまうと進行が早いのが特徴です。虫歯予防のためには毎日のブラッシングと歯科医院での定期検診と予防処置がおすすめです。予防処置は痛みをともないませんので、お子さんが歯科医院をうまく活用すれば、虫歯にかからないので虫歯の痛みを経験せずに済みます。お子さんにとって歯医者は「安心して通える場所」になるでしょう。
反対に、いったん歯科医院に苦手意識を持ってしまうと大変です。通院が難しくなり、予防ができず虫歯の痛みも治療の痛みも味わってしまいます。苦手意識はより強まってしまうのです。

お子さんを「歯医者嫌い」にさせないためにはちょっとしたポイントがあります。それは周囲の大人が歯科医院の悪いイメージをお子さんに伝えないことです。

お子さんを「歯医者嫌い」にさせないために

  • 虫歯にならないように歯医者に行くこと「痛くならないように虫歯を退治すること」をきちんと伝えましょう
  • 「悪い子は歯医者に連れて行くよ」などと、歯科医院に怖くて悪いイメージを与えないようにしましょう
  • 歯医者での痛かった経験談をお子さんの前で話さないでください
  • 治療が終わったら、たくさんほめてあげましょう
  • 泣いてしまうなど治療がうまくいかなくても叱らないでください。次回につながるように励ましましょう

行動変容法

少し専門的になりますが当院では行動変容法を用います。代表的な方法として「tell-show-do法(TSD法)」「カウント法」「モデリング法」「トークンエコノミー法」などがあります。

TSD(Tell-Show-Do)法

これからどのようなことをどのようにするかをわかりやすく説明する(tell)、用いる器材を示し使い方をみせる(show)、鏡を用いて子どもにみてもらいながら器材を用いて説明したことをしてみる(do)ことです。

例えば治療に使うミラーを見せて鏡は痛くないことを説明し触ってもらったりします。

実際にお口の中を診ているところを鏡でみせて上手にできたら褒めます。お子さんが一番嫌がるのは唾液や水を吸う「バキューム」といわれるものですが、手を出してもらい実際に手を吸わせることで痛みがないことを伝えていきます。

カウント法

カウント法は、数を数えられる子どもに用いる方法で初めのうちはお口をずっと開けておくことさえも難しいので、何秒と時間を決めることでお子さんの不安な気持ちを少しでも軽減するために用いる方法です。

段々と慣れてきたら少しずつ秒数を伸ばしていくことで治療の幅も広がっていきます。

モデリング法

モデリング法は模範的な行動を観察させ、同じように行動させる方法です。

例えば兄弟がやってるのを見せることで何をするかを理解させ、同時に不安や恐怖心を取り除くことが出来ます。

小さいころからお父さん・お母さんの付き添いで一緒に歯医者さんに来ているお子さんは治療するときに上手にできる子が多いです。

トークンエコノミー法

当院では治療を頑張った子にガチャガチャの券を受付でお渡ししています。
治療後のご褒美は「頑張ればまた褒められる、ガチャガチャができる」という気持ちになり次回の来院の動機になればと思っております。

小児の虫歯の治療法

小児歯科で行う虫歯治療は、基本的には大人の治療とほぼ同じです。虫歯になったらその部分は削って取りのぞき、詰め物をします。もし虫歯が進行して神経まで到達してしまったら、神経を取りのぞく必要があります。さらに虫歯の状態が悪化している場合や、永久歯が生えてきてもなかなか自然に抜けない場合には、歯を抜くケースもあります。

乳歯や生えはじめの永久歯の表面は大人の歯にくらべて弱いので、小児歯科では予防として、フッ素塗布やシーラントというプラスチックの樹脂でコーティングする治療もよく行われます。

なぜ虫歯になるのか?

子供の歯は大人の歯にくらべて虫歯になりやすいです。なぜなら乳歯は、歯の表面のエナメル質という部分が薄くやわらかいので傷つきやすく、虫歯の進行が早いからです。また、虫歯の原因になる細菌は、子供が好きなお菓子やジュースに含まれる砂糖をエサにして酸を作り出します。この酸は、歯のエナメル質を溶かして歯に穴を空け虫歯を作る、歯にとって天敵のような存在です。
子供はまだ歯みがきが十分にできなかったり、痛みをうまく伝えられなかったりするので、知らないうちに虫歯がだいぶ進んでしまっているケースも少なくありません。

虫歯の初期治療

乳歯が白濁色に変わっていたら、虫歯の初期状態の可能性が高いです。この段階だと、歯磨きをしっかりしたり、フッ素を塗ったりして歯の再石灰化を促せば、むし歯の進行を止めることが出来ます。初期虫歯ができたときは食事習慣の改善も大切です。白濁色の歯がある時は、食べ物を砂糖の含まれていないものに変えましょう。

たとえば、ジュースを水かお茶に変えていき、砂糖に触れる時間を少なくしてあげます。常にお菓子などを食べ続けている、だらだら食いの状態が続いているようでしたら、やめさせましょう。普段の食事でしっかり噛むことも重要です。よく噛んで唾液を出すことでも、再石灰化を促すからです。

虫歯が進行した場合

虫歯が進行すると、その部分が茶色くなってしまいます。神経に達していない場合は、その部分を綺麗に取り除き、金属やプラスチックの詰め物をします。もし、虫歯が神経に達してしまっていた場合は、金属冠を被せるなどの治療が必要です。乳歯の根っこに膿が溜まっている場合は、永久歯に影響が出ないように抜いてしまうこともあります。この段階では麻酔を使うこともあり、子どもへの負担も大きくなります。なるべく早期発見し、症状が軽いうちに治療してあげましょう。

歯が虫歯に侵食されほとんど残ってない場合は、治療をして歯の根を保存します。歯の根が残ってないと、永久歯が生えてくるスペースが無くなってしまいます。それが原因で永久歯がうまく生えてこない場合も。根を取らなければいけない場合は、保隙装置を入れることもあります。

歯並びに影響する可能性がありますので、虫歯が進行する前に治療していくことが大切です。

保隙装置とは

乳歯には、永久歯が正しい位置に生えてくるサポートをするという大切な役割があります。乳歯があることで、永久歯が正常に生えてくるための十分なスペースを確保しておけるのです。ところが、乳歯がひどい虫歯になってしまったり転んだときに歯をぶつけてしまったりして、生え変わりの時期がくる前に乳歯を抜かなくてはならないことがあります。必要な乳歯がなくなってしまうと、支えを失ったとなりの歯がずれてきたり倒れてきたりして、本来永久歯が生えてくるはずの場所が狭くなってしまうのです。その状態のまま永久歯が出てくると、まっすぐに生えることができずに、歯並びが乱れてしまいます。

そこで役立つのが保隙装置です。保隙装置とは、乳歯を失った場合でも永久歯が生えてくるのに必要となるスペースを確保する装置のこと。乳歯がなくなったことでできた空間にとなりの歯などがずれ込んでくるのを防ぐ役目を果たします。つまり、保隙装置を使うと、乳歯がなくなっても永久歯が正しい位置にまっすぐ生えてくるように誘導することができるというわけです。やむを得ず乳歯を失ってしまった場合には、このように保隙装置を使って永久歯の歯並びが悪くなることを避けなければなりません。ただし、通常の生え変わりによって自然に乳歯が抜け落ちた場合には、保隙装置を使う必要はありません。生えているべき乳歯を失ってから、永久歯が生えてくるまでに数年かかると予想される場合には、保隙装置をつけることも検討しましょう。

保隙装置の種類

バンドループ

乳歯がなくなってできた空間を維持するために、歯にバンドを巻いてそこにループを取りつけます。太いワイヤーで歯を支えることによって、空いてしまったスペースに両隣の歯が倒れ込んでしまうのを防ぐのです。
このようにして確保した場所に永久歯が正常に生えてきたらバンドループは取り外します。

クラウンループ

作りはバンドループと似たものです。バンドループが支えとなる歯にバンドを巻きつけるのに対して、クラウンループは乳歯冠を被せることで支えとします。歯が欠けた部分をループで保つ仕組みは同じです。虫歯や生え途中など、さまざまな事情でバンドが巻けない歯の場合は、こちらを使用します。

ディスタルシュー

乳歯のなかで一番奥に生えている第二乳臼歯を失った場合に、第二乳臼歯のさらに奥から生えてくる6歳臼歯と呼ばれる第一大臼歯の位置を誘導するために使用する装置です。第一大臼歯が前に傾いて生えてくるのを防ぎ、正常に出てこられるように、かぎ状に先端が曲がった装置をつけておきます。

保隙装置の注意点

永久歯が正常に生えるために必要な保隙装置ですが、あまり長い期間つけたままでいると、顎の成長に悪影響を及ぼす可能性があるので気をつけなければなりません。永久歯が生えてきたら、装置は外しましょう。

また、装置をつけていることで歯に汚れが溜まりやすいうえに、歯みがきが上手にできなくなるので虫歯になるリスクが高まります。保隙装置をつけている間は、メンテナンスを兼ねて歯医者さんの診療を定期的に受けるよう心がけてください。

歯科医院での処置方法のご紹介

ブラッシング指導

お子さんの歯並び、年齢や発達段階に合わせて効果的なブラッシング方法をアドバイスします。親御さんの仕上げみがきのコツもお伝えしますので、毎日のケアに役立ててください。就寝中は唾液の分泌量が減るので虫歯になりやすい時間です。仕上げみがきを就寝前の習慣にしましょう。

仕上げ磨きを行うときは、子どもの口がよく見えるように膝の上に寝かせた状態で磨くようにし、歯ブラシの毛先が歯の表面にしっかり当たっているか確認しながら優しい力で磨いてあげましょう。磨くときに、唇を無理に引っ張ったり、強い力で歯ブラシが歯ぐきに当たると歯磨きを嫌がる原因につながります。前歯や奥歯の頬側を磨くときは、頬を指で広げ、当たらないように工夫をしましょう。また前歯の裏側は、シャベルのようにくぼみになっているため、磨きにくい場所のひとつです。歯ブラシを縦にして、かきだすように磨くことで、磨き残しを防止できます。

フッ素塗布

フッ素には歯の再石灰化を促し歯質を強くする効果があります。そのフッ素を歯の表面に塗布して虫歯を予防します。フッ素には虫歯菌の活動を抑えますので、定期的なフッ素塗布がおすすめです。

フッ素塗布とは、歯磨き粉に含まれているよりもかなり高濃度なフッ素を使って、歯を強くする予防処置です。フッ素塗布をすることで、再石灰化を促進し虫歯予防に繋がります。

さらに、歯質を強化する効果も見込めます。特に、幼児の生えたての乳歯は虫歯になりやすく、進行も通常より早いのが特徴です。前歯が生え始めた頃からフッ素塗布をして、歯を守ってあげましょう。効果を持続させるためには3ヶ月に1回くらいのペースで継続して塗布することをおすすめします。

シーラント

奥歯の溝は複雑な形状をしているので汚れがたまりやすく、虫歯になりやすい部位です。この噛み合わせ面の溝をあらかじめレジン(歯科用プラスチック)で埋める処置がシーラントです。乳歯だけでなく生えたばかりの永久歯の虫歯予防にも有効です。

シーラントは虫歯の予防治療です。奥歯の溝の部分を、レジンを始めとしたプラスチック樹脂で埋めることで、奥歯の溝に汚れが付着するのを防ぎます。奥歯は歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすい場所。埋めてしまうことでそもそも汚れが溜まりにくくなり、虫歯を防ぎます。また、シーラントにはフッ素が含まれており、副次的に歯質の表面を強化する効果も見込めます。

治療をする場所は、主に生えて間もない6歳臼歯や乳歯の奥歯です。生えたばかりの歯は表面が未成熟で弱いため、永久歯の生え変わりの時期に行います。永久歯は唾液中のカルシウムなどを吸収して徐々に強くなっていくもの。その過程で虫歯にならないようにシーラントを施します。

サホライド

歯医者さんに慣れていない子供や、低年齢で暴れて虫歯の治療が出来ない場合に使用する「虫歯の進行を抑える薬」をサホライドといいます。サホライドとは、フッ化ジアンミン銀の溶液のことです。初期の虫歯など、軽い虫歯の進行を抑える働きがある薬です。この治療では、「塗布」をするだけで歯を削ることは行いません。作用としては虫歯になった部分に銀が吸着して、虫歯の進行を止めます。銀が虫歯に付着して酸化するため、虫歯の部分が黒くなります。保険に適用されている治療法です。

しかしサホライドを塗布しただけでは完全に虫歯を排除できるわけではありません。また初期の軽い虫歯にしか使用できないため、あまりに大きい虫歯の場合は効果は期待できません。一度塗布したからといって虫歯は進行してしまう可能性もあるため、定期的な経過観察が必要になります。

サホライドの一番のデメリットは歯が黒くなってしまうことです。そのため、見た目は汚れているように見えてしまいます。しかし、乳歯であればいつかは抜けて大人の歯に生え変わるため問題はありません。また、子どもがある程度おとなしく治療を受けられる年齢になれば、乳歯が抜ける前であっても、サホライドで黒ずんだ部分を除去してプラスチック製のものや金属の詰め物に変えることも出来ます。

マタニティ歯科

赤ちゃんの「歯の芽」は妊娠7週ころからでき始めるのをご存知でしょうか?

このころの赤ちゃんの体長はほんの1cmほどですが、そんな小さなうちから歯が形成され始めるのです。そして妊娠8~15週には歯は石灰化して硬くなり、「永久歯の芽」も現れます。赤ちゃんが一生お世話になる歯の健康のためにも妊婦さんはバランスの取れた食生活を心がけましょう。

妊娠中は女性ホルモンが多く分泌されます。その女性ホルモンの一つにエストロゲンというものがあり、これを歯周病細菌は栄養源として増殖していくため妊娠中の方が通常時に比べ歯周病細菌が増えてしまいます。またエストロゲンは歯茎の細胞を刺激し、敏感になった歯茎は少しの力でも炎症を生じやすくなるため、ブラッシングをしただけでも出血してしまうこともあります。このように妊娠中はホルモンの関係で歯周病を引き起こしやすくなると言われています。

妊娠中と歯の関係性

妊娠中はつわりにより歯磨きが出来なかったり、食欲の増減から生活習慣が乱れてしまうことが多いため口腔内の衛生状態が不安定になります。歯周病は生活習慣病の一つであり、今まで規則正しく生活していた時の口腔内の状態が妊娠による様々な変化により歯周病を引き起こしやすくしてしまいます。

そこで問題になってくるのが赤ちゃんへの影響です。妊娠中に歯周病になると低出生体重児及び早産のリスクが大幅に上がることが報告されています。低出生体重児とは2500g未満で生まれてくる赤ちゃんのことを言い、早産とは妊娠22~37週での出産のことを言います。

ただすべての妊婦さんが歯周病になるわけではありません。その予防として最も大切なのが毎日のブラッシングです。汚れがついていなければ歯周病にはなりません。

しかし自分自身のブラッシングだけで汚れをすべてとるのは難しいと思います。その理由として歯と歯茎の間は健康な歯茎の人でも2~3mmあります。歯ブラシの毛先は入っても1~2mmなのでその奥の汚れを取りきることは出来ないからです。またどんなにブラッシングを頑張っていても出血が無くならない場合は取れていない歯石がある可能性があります。歯石が歯磨きの邪魔をして歯茎の炎症が治りにくくなっていることが考えられます。

そのため定期的な歯科医院でのクリーニングによる歯石除去が重要になってきます。

また歯周病は細菌の感染によるものなので、生まれてくる赤ちゃんにも感染させてしまう可能性があります。生まれてくる赤ちゃんのためにもお母様・お父様、家族全員の歯科検診を受診されることをお勧めいたします。

当院では妊娠中の方に配慮して、お口のトラブルの解消や予防のためのマタニティ歯科を行っています。気になる点がありましたら、母子健康手帳をご持参のうえ、お気軽にご相談ください。また妊産婦健検診もご活用ください。

千葉総合歯科稲毛 矯正歯科|矯正全般・インプラント・一般診療などトータル歯科診療

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